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一迫

おひさまマイスター:夢風船 小野寺吉生さん

太陽と水の恵みをたっぷりと甘く酸っぱい高濃度トマトに
みっしりずっしり、固くて重たい『夢風船』のトマト。「おいしい品種”というものがあるわけじゃなくて、育てかたによって“おいしいトマト”になるんだよ」。小野寺さんは、そう教えてくれます。パッシブ水耕システムという栽培方法を用いることで、水の吸い上げを制限して野生のトマトに近いシチュエーションをつくり、トマト本来のポテンシャルをひきだします。そしてもうひとつ、トマトの成長に大切なのは、おひさまの光。それによって世間一般ではトマトの旬は夏、と思われていますが、実はトマトにとって暑さは禁物。だから、日照時間や強さが十分で気温が上がり過ぎない、春分の日から夏至にかけてこそが、『夢風船』のトマトの旬です。ピンクがかった赤や真っ赤ではなく、濃いオレンジ色のトマトがおいしいトマト。小さいうちにちゃんと濃いグリーンをしているものが熟すと、こういうオレンジ色になるんです。手にするとみっしりと固く締まり、小ぶりなのにずっしり重い。噛めば、ぱしゅっと勢い良く果汁がはじけ、甘さも酸っぱさも思いきり濃い!「大量にはつくれないし、大玉には決してならないから効率はよくないです。けど、食べてくれるひとがおいしい、と言ってくれるものしか、つくりたくない。自分でも融通がきかないなあ、なんて思いますけどね」。真面目に、おいしいトマトだけを。小野寺さんの信念が、トマトの味に映ります。

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