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- 食パンにバゲット、惣菜パン。色とりどりのケーキにお菓子。いちめんにただよう甘い香りは、誰もが大好きな幸せの香り。幸せの時間をたくさんのひとに楽しんでもらえるよう、高橋さんは日々研究を重ねます。ふわふわの生地がおいしい「げんこつパン」や、カスタードクリームとうぐいす豆をたっぷり折り込んだ「青豆パン」などは、創業当時からのロングセラー。「石窯マドレーヌ」や「雪んこくるみ」など、近年の大ヒットもひとつではありません。こういった商品に続けとばかりに、厨房ではたくさんのスタッフのアイデアが持ち寄られ、新商品が生まれようとしています。そんな高橋さんたちの新たな相棒となったのが、イタリア生まれの「ロボクーボ」。圧力をかけることも、逆に真空にすることも可能な調理釜で、高橋さんたちが試作を重ねて編み出したレシピを細やかに入力することが可能。「生ジャム」や「夢風船トマトディップソース」、「畑のスイーツゼリー」などをつくるうえで、頼もしい働きをしてくれています。お店の看板に掲げた白鳥のマークは、高橋さんのおいしさへの姿勢。くりはらの豊かな自然の象徴でもある伊豆沼・内沼で、向かい合い水面に映る白鳥。水面の下では、必死に水を掻いているのでしょう。そんな一生懸命さで、おいしさ・楽しさを生み出したい。そんな思いで、今日も「くりはらのジャムおじさん」はがんばるのです。
