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若柳

[しもふりマイスター]JA栗っこ若柳牛肥育部会木川昭弘さん

大事なのは、牛が健康であること。すくすく育てて、最高の肉質に
おうちの門をくぐると、木川さんより先に牛たちがお出迎え。つやつやの黒い毛皮におひさまが反射してとてもきれいです。「自宅のすぐそばに牛舎を造ったのは、やっぱり牛の体調管理のため。調子をくずしている牛がいたら、例え夜中でも駆けつけてあげたいもの。それに、ここに来たばかりの牛は興奮してそれも柵を乗り越えてしまうことがあるんだけど、それもこいつが教えてくれるからね。なあ、ミミ」と、柴犬のミミに声を掛けます。若柳牛は、若柳地区で子牛から概ね20ヶ月以上飼養されており、一頭、一頭愛情と丹精を込めた長時間にわたる理想肥育が最大の特徴。そのため手間やコストがかかるため、新規就農する肥育家はなかなか増えません。そんななか、三代目を継いでこのブランド牛を守る決意をした木川さんはとても貴重な存在なのです。朝は6時から餌をやり、牛舎は常に清潔に。抗生物質などに頼らないためには、清潔さと体調管理が何よりも大切なのです。最低でも月齢32ヵ月以上で出荷された牛は、A-4以上の等級を得て初めて若柳牛を名乗ることができます。「うちで育てているのは雌の牛だけ。やわらかくて細かな霜降りの、香りのいい肉質が特徴です」。
月齢3〜4ヵ月のうちはワラを多く与え、徐々に穀物の多い飼料を増やしていく。

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